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頑張らないサラリーマンのインデックス投資

意識低めのサラリーマンがゆるく考える投資や家計簿、節約その他いろいろ

アーリーリタイアは目指さない(後編:それ以前の問題として老後破産を回避する)

前回の記事では、年金がいくら支給されるのかという試算を元に、アーリーリタイアどころか老後破産しそうな未来が見えてきました。オラわくわくしてくっぞ!

このままではあんまりにあんまりなので、せめて破産しない程度の老後を目指して案を検討してみましょう。

 

 

案A:リタイア後の生活費を抑える

前回はリタイア後の生活費をざっくり年間250万円と想定しました。これでも月にすると20万円ちょっとなのでかなり抑えめですが、もう少し頑張って年間200万円くらいにできればどうでしょう?

 

200x35=7,000万円で、医療費等を見込むと8,500万円くらいでしょうか。年金が4,200万円だとして残り4,300万円……ちょっと遠い。けど、少しだけ現実感が出てきました。

 

ただし二人暮らしで200万円というのは、言うほど簡単ではないと思います。税金や社会保険もそこから支払う必要があり、はっきり言って貧乏と言ってよい生活レベルになるでしょう。かなりカツカツです。インフレが進行した場合は目も当てられません。できればもう少し余裕のある未来を見ていたいものです。

 

案B:可能な限り長く働く

65歳で引退などと言わず、70歳でも80歳でも、頭と体が動く限り働いて収入を得られたらどうでしょう。これはかなり現実感があると思います。同じ様な状況に置かれる人はかなり多いハズなので、30~40年後の未来には今以上に働く老人が沢山増える事が予想されます。社会や政府もそれを後押しするシステムを作らざるを得ないでしょう。

 

仮に80歳まで働く事ができれば、老後期間は20年まで圧縮されます。250x20=5,000万円と、案Aよりも必要な金額を抑えられます。医療費を足して年金を引くと2,300万円くらいの資産でやりくりできそうです。しかも現役期間が長いので資産形成の面でも有利です。

 

難点はとにかくつらい事です。頭と体の健康を長い間維持し、労働力として価値のあるスキルを磨き続ける必要があります。若いうちから健康とスキルアップに一定の投資をし続ける覚悟が求められます。

 

案C:収入を増やし、あるいは副収入を得て資産形成を加速させる

前編で申し上げたとおり、年間90万円を65歳まで運用した場合の最頻値は4,000万円くらいです。そこで、お給料を増やすor何らかの副業を行い、これを全期間平均で120万円にできるとどうでしょう。最頻値は5,400万円程度にまでなります。もし150万円にできれば最頻値は6,700万円まで加速します。複利の力!

 

サラリーマンの副業を認めよう、という空気が少しずつですが醸成されています。20年後には副業をするサラリーマンや、副業と本業の境目がなくなる事が当たり前になるかも知れません。弊社は小さな会社ですので微妙ですが、昇給と合せて少しでも収入が増えるよう努力する必要がありそうです。

 

難点はやはりつらい事です。必要に応じて現役世代の生活費を圧縮する事も求められます。できれば仕事したくないんだけど……

 

すべての案を複合して考える

リタイア後の生活費を240万円/年とし、せめて70歳まで働き、投資の全期間平均を100万円/年にした場合はどうでしょう。

 

必要な老後資金が240x30=7,200万円。医療費を足して年金を引いて4,500万円。対して、運用の最頻値は5,100万円(積立も70歳まで行う計算)。おお!ぎりぎりですが未来が見えてきました。

 

もし運用が比較的うまく行って6,400万円くらいになってくれれば(70%くらいの確率)、リタイア後の生活費を300万円までアップグレードできます。

 

つまりリタイアなんてしてる余裕ないよ!

以上、破綻しそうな老後をどうにかしてみるのコーナーでした。もちろん未来の事は分かりません。数字も色々適当です。子どもができる可能性も、家を買う可能性も、大企業に転職する可能性も、宝くじが当たる可能性も、年金が思ったよりもらえる(orもらえない)可能性もあります。まして人によって想定するべき状況は様々です。どうかひとつの参考として、老後のあれこれをご検討ください。

 

どちらにせよ、アーリーリタイアは魅力的だけどできそうにない。という結論に至るのでした。ムキー!

 

※投資結果の計算には長期投資予想ツール(ファンドの海)をお借りしました。細心の注意を払っていますが計算違いがあったらごめんなさい。

※投資判断は自己責任でお願いします。